社会科学国際フェローシップ
本フェローシップの募集は、2006年度をもって終了いたしました。
概 要
日本の社会科学の水準がきわめて高く、また日本が先進工業社会の最先端の位置を占めるようになった現在、日本の社会的経験のもつ国際性がますます高くなっているにもかかわらず、日本の社会科学者は、国際的コミュニケーションの技術が不十分で(単に言語上の制約のみならず、国際的経験の不足による)、真の意味での国際参加・貢献が限定されている場合が少なくありません。わが国の社会科学者のこのような現状を改善し、グローバルな識見、経験および能力を備え、社会科学諸分野での指導者となり得る人材を養成することが今日の日本に課せられた重大な国際的課題のひとつであり、このような人材養成のための最も効果的な手段として考えられたのが、この「社会科学国際フェローシップ・プログラム」です。本プログラムは、1976年に発足して以来、国際文化会館が継続実施している長期フェローシップ事業であり、
日本の若手社会科学研究者(原則として35才未満)に、海外の大学その他の学術研究機関で一定期間(原則として一年間)、学術研究・交流に従事する機会を提供することにより、1)
国際的識見、経験および国際コミュニケーションの手段を兼備し、2) 将来、日本の社会科学のさまざまな分野の指導者層となり、かつ 3) 国際交流の積極的なかけ橋となり得る人材を育成することを目的としています。
1976年の発足時より、過去32年の間に派遣したフェローの累計総数は170名に達し、派遣先もアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、オーストリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、イスラエル、クウェート、トルコ、ソ連、中国、台湾、香港、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、インド、エルサルバドル、ブラジル、チリ、セネガル、ナミビア、南アフリカと多岐にわたっています。2007年5月末現在の帰国フェロー数は165名で、それぞれ専門分野で活躍をしています。
シンポジウム
「社会科学国際フェローシップ−その成果・課題・展望−」
社会科学国際フェローシップは、国際的に活躍しうる、グローバルな識見、経験および能力を備えた社会科学分野の指導者、異文化間の積極的なかけ橋となる人材育成を目的に、1976年に発足しました。日本と諸外国との学術・文化交流に先駆的役割を果たし、また国際文化会館創設者らとゆかりのあった新渡戸稲造博士(1862〜1933)の名にちなんで、「新渡戸フェローシップ」と呼ばれ、32年間に派遣されたフェローは170名に達しています。
本シンポジウムでは、社会科学国際フェローシップの創設の経緯と成果、また、受益者としてのフェローからみた本フェローシップの実績と残された課題などに焦点を当て、戦後日本の社会科学分野における学術交流の国際化に果たした役割を検証しながら、国際的見識を備えた人材の育成プログラムを、21世紀の現在どのように展開しうるのか、日本はそれにより世界に対してどのような貢献ができるのかについてお話しいただきます。主催:財団法人国際文化会館
共催:独立行政法人国際交流基金
日時:2007年7月30日(月) 午後1時〜5時半 (レセプション午後6時〜7時半)
会場:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
会費:無料(要予約)
プログラム
基調講演(30分): 平野健一郎(早稲田大学教授)
セッションT(90分)
「戦後日本の社会科学研究における社会科学国際フェローシップ創設の経緯と成果」
---社会科学国際フェローシップが創設された経緯と、戦後日本の社会科学研究者の育成および社会科学研究発展に果たした役割について検証します。
コーディネーター:
五十嵐武士(東京大学教授、アメリカ政治外交史、1979年派遣フェロー)
パネリスト:
加藤節 (成蹊大学教授、ヨーロッパ政治思想史、1979年派遣フェロー)
小野善康(大阪大学教授、国際経済学、1985年派遣フェロー)
臼杵陽(日本女子大学教授、中東地域研究、1990年派遣フェロー)
セッションU(90分)
「フェローからみた社会科学国際フェローシップの実績と課題」
---帰国フェローへのアンケート結果の分析をもとに、フェローシップの成果や改善が望まれる点などについて、フェローの視点からお話しいただきます。
コーディネーター:
牟田博光(東京工業大学大学院教授、教育開発、1980年派遣フェロー)
パネリスト:
足羽與志子(一橋大学教授、文化人類学、1992年派遣フェロー)
勝俣誠 (明治学院大学教授、国際経済学、1982年派遣フェロー)
河島伸子 (同志社大学教授、文化政策、1992年派遣フェロー)
全体討議(40分)
「日本及び世界の学術交流と人材育成 (派遣・招聘) の将来的展望--- 日本から世界へ」
---21世紀の今、日本が世界に最も大きく貢献できるフェローシップ・プログラムとは
どのようなものか?今までの議論を踏まえて、今後のフェローシップのあるべき姿を
模索します。
司会: 藤倉皓一郎 (同志社大学教授)
パネリスト:
平野健一郎
五十嵐武士
牟田博光
問い合わせ先
財団法人 国際文化会館 企画部 社会科学国際フェローシップ事務局
106-0032 東京都港区六本木 5-11-16
Tel: 03-3470-3211
Fax: 03-3470-3170
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http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/nitobe/index.htm

