【アイハウス・アカデミー/開館50周年記念特別講演会】 世界へ開く日本-国際文化会館への新たな期待

【本講演の編集を施したテキストが、国際文化会館会報 Vol.17, No.2, 2006に掲載されています。】

  • アイハウス・アカデミー/国際文化会館開館50周年記念特別講演会【会員限定企画】
  • 講師: 緒方貞子(独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長、元国連難民高等弁務官 )
  • 日時: 2006年7月7日(金) 11:00~12:00
  • 会場: 国際文化会館新ホール
  • 用語: 日本語(同時通訳付き)

新しい多目的ホールが完成し、国際文化会館は2006年7月にグランド・オープンを迎えました。7月7日(金)には、国際文化会館の開館50周年を記念した特別プログラムが開催されました。

略歴:緒方貞子

緒方貞子氏は、1976年に日本人女性初の国連公使となり、その後、全権特命公使とユニセフ執行理事会議長を兼任(1978-79年)、国連人権委員会日本政府代表(1982-85年)を歴任されました。そして1991年から10年間、国連難民高等弁務官として数々の人道支援活動に携わり、その功績により内外の数多くの賞を受賞されています。2001年には「人間の安全保障委員会」の共同議長、アフガニスタン支援日本政府代表を務められました。最新著書『紛争と難民―緒方貞子の回想』(2006年、集英社)の刊行を含め、その幅広いご活動は、日本はもとより国際的にも高く評価されています。

プログラムのご報告

開館50周年を記念した本講演会は、会館の新しい事業である「アイハウス・アカデミー」の第1回プログラムも兼ね、講師にJICA理事長の緒方貞子氏をお招きして開催されました。当日は、7月1日にオープンしたばかりの新ホールいっぱいの会員の皆様にご来場いただきました。緒方氏は、国際文化会館のこれまでの活動の意義と、これから国際文化会館が果たしていくべき役割について、ご自身の会館との個人的なつながりなどのエピソードも交えながらご講演下さいました。

  

特別レセプション

特別講演会に続いて、国際文化会館の開館50周年を記念し、会館の諸活動に日頃からご支援・ご協力下さっている会員の方々や関連団体の方々をお招きしてのレセプションが開催されました。本レセプションには、天皇・皇后両陛下のご臨席を賜りました。200名近くに上った参加者の方々には、両陛下とのご懇談や、会員同士の交歓のひと時をお楽しみいただきました。