【ALFP】 Acting Asian: グローバル化する世界における矛盾と挑戦

  • 日時:2004年10月26日(火)・27日(水)6:00 ~9:00 pm
  • 会場:国際文化会館 講堂
  • 用語:日本語・英語、同時通訳付

社会のグローバル化の過程でさまざまな矛盾が噴出する中、アジア諸国は自発的かつ意識的にみずからのアイデンティティを問い直し、その再定義を試みています。毎年「アジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム」では、アジア各国で傑出したリーダーシップを発揮している識者を招聘し、アジア諸国が抱える懸案事項に関する議論と思索の場としての様々なプログラムを2ヶ月にわたり実施しています。本年度のフェロー7名は「アイデンティティ、安全保障、そして民主主義」という総合テーマのもと、セミナー、ワークショップ、フィールド・トリップ(地方視察)を通じ、忌憚のない議論を9月初めより重ねてきました。ALFPでは特にフェロー間の対話に重点を置き、アジアの知識人のネットワークの強化と地域の将来を見据えた新しいビジョンの提示を目指しています。今回のシンポジウムでは、アジア諸国が共通して直面する懸案事項や課題について、各フェローがそれぞれの研究に基づいた問題提起を行うとともに、2カ月間の共同作業の成果を報告します。

  • ALFPパネリスト(2004年アジア・リーダーシップ・フェロー)

10月26日(火)6:00 ~9:00 pm

「舞台芸術から見た変容する女性の役割」
費春放 フェイ・チュン・ファン (中国)
華東師範大学英語学部教授;大学院アメリカ研究プログラムディレクター

「インドネシアにおけるイスラム原理主義:民主主義への挑戦」
ジャムハリ (インドネシア)
国立イスラム大学イスラム社会研究センター(PPIM-UIN, Jakarta)所長

「南アジアの女性の創出のために:スリランカからの視点」
チャンドリカ・セパリ・コテゴーダ (スリランカ)
女性とメディアの共同体創設メンバー/代表

「英語、教育、フィリピン人としてのアイデンティティ」
カリーナ・アフリカ・ボラスコ (フィリピン)
アンヴィル出版出版事業統括部長

10月27日(水)6:00 ~9:00 pm

「ベトナムにおける児童労働:開発主義への挑戦」
グエン・ヴァン・チン (ベトナム)
国立ベトナム大学ハノイ校民族学部専任講師/アジア太平洋研究センター副所長

「日本の『成長の質』への疑問」
草郷 孝好 (日本) 
北海道大学大学院経済学研究科助教授

「人間にとって真の豊かさとは?:ブータンからの視点」
キンレイ・ドルジ (ブータン) 
Kuensel新聞社専務理事/編集長

※ 各日とも発表の後は質疑応答の時間を設ける予定です。

フェローのプロフィールはこちらをご覧下さい。