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ALFP2003年度フェロープロフィール


パラグミ・サイナート Palagummi Sainath/フリーランス・ジャーナリスト

パラグミ・サイナート Palagummi Sainath/フリーランス・ジャーナリストムンバイに拠点を置く、インドを代表するフリーランスのジャーナリストの一人。農村部の社会的辺境に置かれた人々の生活に光をあて、彼らの状況を改善することを主眼に置く姿勢を貫いている。ジャワハルラル・ネルー大学にて歴史学修士号取得後、United News of India紙を経て、南アジア最大の週刊紙 Blitzの副編集長として10年間活躍。1993年から2年間にわたりインドの10の最貧困地帯の取材にあたる。その間に書かれた記事をまとめた著書Everybody Loves a Good Drought: Stories from India’s Poorest Districts (Penguin, 1997)は多くの賞を受賞。1年の4分の3は農村地帯での取材にあて、記事を複数の新聞に執筆しているほか、現地で自ら撮影した写真も高く評価されている。2000年にはアムネスティ・インターナショナル人権報道グローバル大賞の初代受賞者。

関心テーマ:マスメディアと大衆の現実

ハム・ソムナン Ham Samnang/カンボジア協力平和研究所副所長・上級研究員

ハム・ソムナン Ham Samnang/カンボジア協力平和研究所副所長・上級研究員プノンペンを本拠地とする独立・中立・超党派の研究機関であるカンボジア協力平和研究所(CICP)の副所長兼上級研究員として研究活動に従事。同国においては、批評的見地から執筆をすることのできる数少ないジャーナリスト。また国内外における会議やセミナー、ワークショップなどの開催にも携わるかたわら、自身も数多くの国際会議に招待されている。現職に就く前は、カンボジアにおける唯一の英語紙であるカンボジア・デイリー紙の副編集長として活躍。カンボジアのメディア、民主化について報道し、クメール文化や歴史についての記事を通じて国外在住のクメール人たちとのコミュニケーションに貢献した。

関心テーマ:カンボジアの民主化とメディア

楊光 Yang Guang/中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所所長・教授

楊光 Yang Guang/中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所所長・教授1978年以降、中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所で研究者及び教授として活躍、現在は同研究所の所長を務める。中国の中東研究の第一人者であり、中東諸国の開発・経済・エネルギー問題に関する論文を数多く発表している。近著はThe Social Security Systems of the West-Asian and African Countries(The Publishing House of Reform, 2000)など。また、多数の会員を擁する中国中東学会常務副会長および中国アフリカ学会常務副会長も兼任。1999年には中国社会科学院大学院において法学修士号を取得。1980年代にパリとウィスコンシン(米国)への留学を経験、英語とフランス語に堪能である。

関心テーマ:中国・アジアにおけるエネルギーの安全保障

鄭鎭星 Chung Chin-Sung/ソウル国立大学社会科学部教授

鄭鎭星 Chung Chin-Sung/ソウル国立大学社会科学部教授1984年シカゴ大学で社会学博士号取得。韓国でも複数の大学で教鞭をとる著名な社会学者であり、その著作は国際的にも高く評価されている。また、政府・非政府の両方のレベルでジェンダー問題、人権問題に取り組んでおり、国レベルでは韓国政府の女性問題に関する諮問委員を歴任、またNGO活動においては主に第二次大戦中の「従軍慰安婦」問題に取り組んできた。戦時下での民間人に対する暴力の問題に多大なる関心を寄せており、この問題に関する著作や論文を韓国語と英語双方で発表している。現在、国連人権小委員会の副委員を務める。

関心テーマ:アジアにおける人権問題と社会運動

ハミド・バシャイブ Hamid Basyaib/Aksara Foundation研究員・活動家・著述家

ハミド・バシャイブ Hamid Basyaib/Aksara Foundation研究員・活動家・著述家インドネシアにおいて知的で相互作用豊かな市民社会の平和的な実現を目指すNPO、Aksara Foundationの研究員・活動家。イスラム知識階級を代表する知識人の一人で、イスラム法、イスラム国家、個人の自由などのイスラム戒律の革新的な再検証に果敢に取り組む。1983年以降いくつかの雑誌や日刊紙の編集長を歴任。現在も新聞や雑誌に記事を執筆すると共に、数多くのメディアでインドネシア政治に関する見解が紹介されている。国内外の政治についての著作も発表。ガジャマダ大学大学院にて政治学の修士号取得。

関心テーマ:インドネシアにおけるイスラムと民主主義

スパラ・ジャンチーファ Supara Janchitfah/バンコク・ポスト紙記者

スパラ・ジャンチーファ Supara Janchitfah/バンコク・ポスト紙記者バンコク・ポスト紙の日曜版で社説や評論などを掲載する”Perspective”の調査報道記者として、主に環境問題・社会問題に関する精細な調査やインタビューに定評がある。フィリピン大学で農村開発経営修士号取得、地域開発、農村経営、女性の地位向上などの分野でNGO活動に携わった後、1993年にバンコク・ポスト紙入社。政府による開発事業と地域住民との間の軋轢を理解し地域住民の立場に立った報道をするために、長年フィールド調査を続けている。子供・先住民・難民・女性などの人権擁護の立場からの傑出した報道姿勢が評価され、2001年度アムネスティ・インターナショナル・タイ支部の人権報道賞を受賞。また、1999年には、ロイター財団のフェローとして1年間オックスフォード大学で研究に従事した。

関心テーマ:「マイノリティ・レポート」を探し求めて

中野嘉子 Nakano Yoshiko/香港大学日本研究学科助教授

中野嘉子 Nakano Yoshiko/香港大学日本研究学科助教授香港大学日本研究学科の助教授として、同大学における日本のビジネス、コミュニケーション、メディアに関するプログラムの開設に取り組む。ジョージタウン大学において社会言語学博士号を目指すかたわら、NHK製作のドキュメンタリー番組にリサーチャーとして参加した経歴を持ち、これがその後の仕事の良き礎となっている。共著Reporting Hong Kong: Foreign Media and the Handover (Curzon, 1999) では、外国メディアが描いた香港返還を、そして最近では中国の大学生が見た日本の大衆文化について執筆。また世界の知的交流を担う人材の育成と研究者の国際的なネットワーク作りを目的とした「安部フェローシッププログラム」(米国社会科学研究評議会・国際交流基金日米センター共催)の平成11年度フェローに選ばれている。

関心テーマ:文化のグローバル化、越境する日本製品とその消費

マリアン・パストール・ロセス Marian Pastor Roces/芸術批評家・キュレーター・Tao, Inc.代表

マリアン・パストール・ロセス Marian Pastor Roces/芸術批評家・キュレーター・Tao, Inc.代表独立したキュレーターおよび評論家として、講演、出版、企業活動など精力的にこなし、国際的に活躍。博物館における文化表象の政治力学、先住民文化、近代化のトラウマ、都市化の中で作用するパワーなどに基盤を置いた理論を展開している。主に社会正義の問題に焦点を当てた展示プロジェクトや文化企画マネージメントを専門に行うTao, Inc.の代表を務める。近年のキュレーションには、”Sheer Realities: Body, Power and Clothing in 19th Century Philippines”( アジア協会、ニューヨーク、2000年)、フィリピンにおけるコメにまつわる政治、科学、文化などを扱った”Laon-Laan”(フィリピン国立博物館、2003年)、客観的真理と目される科学と主観的真実の表現である芸術の関係を結びなおそうとするアーティストが集まった”Science Fictions”(アール・ルー・ギャラリー他、シンガポール、2003年)などがある。

関心テーマ:文化的「遺産」の批判的検証、権力とミュージアムにおける文化表象