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ALFP2007年度フェロープロフィール


青山 薫 Aoyama, Kaoru  (日本)
東北大学「ジェンダー法・政策研究センター」COE研究員;ピープルズ・プラン研究所共同代表

青山 薫 Aoyama, Kaoru  (日本) 東北大学「ジェンダー法・政策研究センター」COE研究員;ピープルズ・プラン研究所共同代表2005年英国エセックス大学にて社会学の博士号取得。ジェンダーとセクシュアリティ、社会的包摂/排除、越境移住労働、性労働と人身売買を専門分野として、研究、大学での教鞭、翻訳、そしてシングルマザー、と複数の仕事に従事してきた。研究調査の対象者に有益となる公正な社会調査の構築を、理論及び方法論の両面で探求しつつ、現在、タイ北部に帰郷した元女性労働者たちと、日本に暮らす外国人性労働者に関する調査に関わっている。両調査とも公的な助成金を得ており、調査対象者である移住者や(元)性労働者自身が中心となって行う調査である。また氏は、東京の任意団体ピープルズ・プラン研究所の共同代表として、国境を含め、社会格差をうむような「境界線」に捉われない参加型民主主義の推進をめざす、社会意識の高い、アジア地域の研究者や運動家とのネットワーキングを目的とした市民運動に参画。1998年以来ARENAフェローでもある。

研究テーマ:「性労働にかかわる移住者の現実:私たちを犯罪者、被害者そして救済者に分断しないために」

ビーナ・サーカー・エリアス Bina Sarkar Ellias (インド)
雑誌『Gallerie』編集者/出版責任者

ビーナ・サーカー・エリアス Bina Sarkar Ellias (インド) 雑誌『Gallerie』編集者/出版責任者グローバルなアートや思想についての雑誌『Gallerie』の編集責任者。1997年以来、視覚及び身体芸術、エッセイ、詩、市民社会、映画や写真の特集を通し、文化に対する批評的な意識と理解を醸成してきた『Gallerie』は、受賞歴も多い。エリアス氏は、フリーランスのライター、そして社会批評家でもあり、これまでもThe Times of India Sunday Reviewといった全国紙に寄稿しながら、Indian ExpressやThe Hinduにもコラムを掲載してきた。ムンバイにあるMohile Parikh Centre for Visual Artsのために、Fifty Years of Contemporary Indian Art (1997)を編纂するほか、アーティスト、詩人、写真家のカタログや著書のデザイン、編集、刊行なども手がける。最近、世界のメディアにおいて偏った報道をされがちなイランへの理解促進のため、『特別号:イランの現代文化』を刊行し、テヘランで賞賛された。また、アートに関するトークや討論会の司会としてもインド内外で活躍している。著書にThe Room (アークアーツ社(英))がある。

研究テーマ:「自由と検閲/かすみゆく境界線」

何式凝 ペチュラ・シックィン・ホウ Ho, Petula Sik-ying (中国[香港])
香港大学助教授

何式凝 ペチュラ・シックィン・ホウ Ho, Petula Sik-ying (中国[香港]) 香港大学助教授香港及び中国において比較的未開拓の領域であるジェンダーとセクシュアリティ研究の数少ない専門家の一人。また、香港社会におけるセクシュアリティと親密性に関する諸問題についての開かれた議論を促進することの重要性をうったえる数少ない一人でもある。香港大学にて社会科学で学士号及び修士号を取得後、英国のエセックス大学において思想及び言説分析について研究し、博士号を取得。研究及び教育の関心領域は、ホモセクシュアリティ、ジェンダー、セクシュアリティである。ホウ氏は、言説、文化的慣習、政治、経済そして社会的な変化をつなぐ実証的なケース・スタディを通して、フェミニスト理論の再考を促し、本分野における西洋優位性に抵抗するジェンダーとセクシュアリティのダイナミックな理論の構築に貢献した。また、現在、FMMetroBroadcastにおいて関係性や親密性に関するリスナー参加型プログラムの司会者の一人でもあり、現地のメディアにもしばしばその論考が取り上げられている。

研究テーマ:「偶像(アイコン)としての自己の再創造を通じた新しい社会運動」

黄建生 フアン・ジャンシェン Huang, Jiansheng (中国)
雲南民族大学助教授

黄建生 フアン・ジャンシェン Huang, Jiansheng (中国) 雲南民族大学助教授フアン氏は、雲南民族大学助教授として、12年間英語教育に携わってきた。フルブライト奨学生と共に上海国際大学で学び、その後、ノルウェイのベルゲン大学に8年間在籍、同大学社会人類学部より修士号(哲学)及び博士号を取得した。氏はまた、2002年から2005年まで、中国-EU 第五フレームワークプログラムのもと、Sustainable Users’ Concept for China Engaging Scientific Scenariosという中国-EUの共同プロジェクトのチーム・リーダーを務めた。2004年から2005年まで、米国のカルフォルニア大学サンタバーバラ校の客員研究員。フアン氏の研究プロジェクトは、持続可能性、特に中国の農村地帯における縁故と文化をめぐる諸問題に焦点をあてている。

研究テーマ:「持続可能性を支える村のシステム:雲南省独家村の成功例」

シープラパー・ペッチャラミーシー Sriprapha Petcharamesree (タイ) 
マヒドン大学大学院人権・社会開発学部講師

シープラパー・ペッチャラミーシー Sriprapha Petcharamesree(タイ)マヒドン大学大学院人権・社会開発学部講師タマサート大学にて学士号(政治学)を取得した後、パリ第10大学(ナンテール)で修士号及び博士号(国際政治学)を取得。氏が初めて人権問題に関わったのは、ユニセフのカンボジア難民のための緊急救援活動にソーシャル・ワーカーとして参加した時である。その後、マヒドン大学の技術経済協力学部に所属し、タイ及び東南アジアで初めて創設された人権に関する国際修士プログラムの委員長を2007年6月まで務めた。学界そして、人権活動家たちの中に入って国や地域レベルで人権問題に携わってきたペッチャラミーシー氏は、NGO、草の根の市民、周縁におかれているグループや少数民族、移住労働者や政治的亡命者らと連携を保ちながら仕事をしている。現在、市民権、経済、社会及び文化的権利、共同体としての権利や草の根における人権教育などに関心をもつ。

研究テーマ:「移住者の権利と社会、経済、文化的資源へのアクセス」

ヒシャムディン・ライス Hishamuddin Rais (マレーシア)
国立芸術文化遺産アカデミー講師

ヒシャムディン・ライス Hishamuddin Rais (マレーシア) 国立芸術文化遺産アカデミー講師多才な芸術家にして活動家であり、1970年代にマラヤ大学の学生運動のリーダー的存在であった氏は、1974年にマレーシアを離れ、長期海外生活を経て1994年に帰国。ロンドンで映像製作を学び、1998年に初めて長編映画を製作したほか、扇動的装置を使いゲリラ・パフォーマンスを行う演劇集団を発足させた。現在は国立芸術文化遺産アカデミーで映像理論についての教鞭をとる一方で、英語とマレー語双方の活字媒体で、政治から料理まで非常に幅広い題材を扱った活発な執筆活動を行っている。特定の政党・信条によることなく、その公平さと透明性は市民から厚い信頼を得ている。また、今年(2007年)、新たにオープンしたクアラルンプール市内のアートセンターに、公正さを追求するオルターナティブ・カフェを運営する「無職の若者による協同体」を立ち上げた。同センターでは、一般市民向けに哲学や批評的思考についての無料ワークショップを開講するほか、スタンドアップ・コメディアンとしても活動。また、アルジャジーラ・インターナショナルのマレーシアからのコメンテーターを務めた経験ももつ。

研究テーマ:「若さとは?異化と同化をめぐる葛藤」