【japan@ihj】 夢の風景:日本と外国の接点としての軽井沢

  • 講師: トム・ハール(写真家)
  • 日時: 2012年9月7日(金) 7:00 pm-
  • 会場: 国際文化会館 講堂
  • 会費: 無料(要予約)
  • 用語: 英語(通訳なし)

軽井沢:今では、夏のリゾート・避暑地として日本人の間では知られていますが、第二次大戦中、この地は、日本の外国人居住者の集落地であり、強制疎開することを余儀なくされた特別な意味を持っていました。トム・ハール氏は、ハンガリーからの移民であった父、写真家フランシス・ハール氏とともに幼少期を軽井沢で過ごしました。フルブライト・フェローとしての3年前の調査と撮影をベースに、外国人にとっての軽井沢の再発見を試みます。木々がいまなお、その記憶の痕跡を残している、軽井沢と外国人との接点の歴史を印象的な夢のようなイメージで捉えた氏の写真作品を通じて考えます。

略歴:トム・ハール

東京生まれ、横浜のインターナショナル・スクールを経て、ハワイ大学にて修士号(ビジュアル・アーツ専攻)。ハワイ大学、筑波大学、ソウル芸術研究所(Seoul Institute of the Arts)などで写真論の教鞭をとる。国際交流基金、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC),日米教育委員会(フルブライト)、石橋財団のフェローシップで、調査研究に従事。米国、日本、ハンガリーにて作品展示の個展を開催。主な編著書に、Francis Haar: A Lifetime of Images (University of Hawaii Press, 2001) や Karuizawa Dreamscape (Windward Community College, Hawaii, 2012)など。 2012年7月-9月、軽井沢と横浜にて『夢の風景 軽井沢 トム・ハール』展開催予定。