【日本専門家ワークショップ2012】 実地調査成果報告会

国際文化会館と国立国会図書館は、海外で活躍する日本研究者と司書などの日本研究情報専門家を支援するため、日本専門家ワークショップ「現代日本の文化・社会へのアクセス」を2012年2月14日から2月22日にかけて実施します。

今年度は、歴史・文学・芸術・思想・宗教などを専門とする参加者をむかえ、日本に関わる最新情報にアクセスするための知識と技術の習得、および専門家間の緊密な人的ネットワークの構築に寄与することを目指しています。

ワークショップの参加者が、滞在中に得た経験や知識を多くの人々と共有することを目的として、実地調査成果報告会を開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

*このプログラムは、国際交流基金の助成を受けて実施されます。

  • 日程: 2012年2月22日(水) 1:00~4:30 pm
  • 会場: 国際文化会館 樺山・松本ルーム
  • モデレーター: スヴェン・サーラ(上智大学准教授)
  • 用語: 日本語(通訳なし)
  • 会費: 無料
  • 報告者: 日本専門家ワークショップ参加者

1:00~2:45 第1部 日本研究者

レーナ・エーロライネン
(フィンランド ヘルシンキ大学 Ph.D.)
「日本の映画学者・映画監督の目で見た現代日本のホラー映画」
アグネセ・ハイジマ
(ラトビア大学 准教授)
「日本の絵画に見られるユーモアのモチーフ」
エカテリーナ・レベデヴァ
(ロシア極東国立人文大学 専任講師)
「日本初期文学作品における慣用連語について」
ダヴィッド・メルヴァルト
(ドイツ ハイデルベルグ大学 准教授)
「古聖人の井田と紅毛人の碁盤目の間—長久保赤水の地理」
カタジーナ・アンア・ソンネンベルグ
(ポーランド ヤギェウォ大学 専任講師)
「現代に生きる明治文学:樋口一葉の現代解釈」

2:45~2:55 休憩

2:55~4:30 第2部 日本情報専門家

アン・ヘギョン
(韓国 国立中央図書館 古書専門員)
「古典籍における分類、目録作成法」
安里のり子
(米国 ハワイ大学 准教授)
「『図書館の自由に関する宣言(自由宣言)』の源泉を探る—自由宣言は なぜできたのか」
アントニー・ブスマール
(フランス国立極東学院 図書館副館長)
「『日本新宗教の世界』に関する文献目録の作成ということについて」
八田綾子
(オーストラリア モナシュ大学 日本研究司書)
「電子資料の大学図書館への普及と利用の問題点」
鈴木紗江子
(米国 ワシントン大学東アジア図書館 タテウチ日本語貴重書遡及入力事業カタロガー)
「日本古典籍資料の組織化による日本人文科学研究支援」

お申し込み先

参加ご希望の方は、2012年2月13日(月)までに、お名前・ご所属・e-mailアドレスを以下までご連絡ください。

国際文化会館図書室
tel: 03(3470)3213 / e-mail: infolib@i-house.or.jp