図書室では新着図書を展示中です。
過去40日以内の新着図書 (随時更新)
新着図書の中から、スタッフがお勧めする本を紹介します。
1. In transit: the formation of the colonial East Asian cultural sphere / Faye Yuan Kleeman 日本統治下の東アジアを従来の政治・イデオロギ-的側面からではなく、文化圏という新しい切り口でとらえた本。革命家の宮崎滔天、教育者の河原躁子や、女流作家・ダンサーの活動を取り上げ、植民地文化を検証しつつ個人レベルでの汎アジア主義を明らかにする。 出版社による紹介: |
2. War and health insurance policy in Japan and the United States: World War II to postwar reconstruction / Takakazu Yamagishi 第二次世界大戦中から戦後にかけての日米の健康保険制度を比較し、大戦が両国の制度の発達にどのように影響したかを究明する。著者は政治構造、利益団体政治、政治文化およびポリシー・フィードバックの4つの面から戦争の影響を論じ、更に占領軍当局と米国医師会などアメリカ国内の勢力との軋轢が、戦後日本の健康保険制度に及ぼした影響について考察している。 出版社による紹介: |
4. Obtaining images: art, production and display in Edo Japan / Timon Screech 江戸時代の版画や絵画に描かれる対象・肖像を取り上げ、その意味や描かれた理由、作品を飾る場所、依頼者の身分との関係等について解明する。 出版社による紹介: |
5. Hiroshi Sugimoto: Revolution / edited by Armin Zweite ハッセルブラッド国際写真賞受賞者の杉本博司による、夜の海をテーマにした写真集。2012年10月25日から2013年2月10日までミュンヘン・ブラントホルスト美術館で開催された展覧会のカタログ。 出版社による紹介: |
6. Composing Japanese musical modernity / Bonnie C. Wade 日本の作曲家に焦点をあてて、明治から約150年にわたる日本音楽の近代化を論じた民族誌学研究。伝統的日本の音楽家は演奏と作曲の双方を行ったが、西洋音楽の導入以後は作曲を専らとするようになった。西洋音楽は新しい教育制度のカリキュラムに導入され、日本人が共有する文化的背景を創出する上で重要な役割を担うようになったと、著者は述べている。 出版社による紹介: |
7. Dance of the butterflies: Chinese poetry from the Japanese court tradition / translated and edited with introductions and commentaries by Judith N. Rabinovitch and Timothy R. Bradstock 飛鳥・奈良・平安時代に宮廷で詠まれた漢詩の英訳300編を、解説付きで収録したアンソロジー。奈良・平安時代の漢詩人の略歴も掲載されている。 出版社による紹介: |