【ランチタイム・レクチャー】 激動する中国の地方都市―瀋陽、大連、都江堰の都市環境のいま―

【本講演の編集を施したテキストが、国際文化会館会報 Vol.22, No.1, 2011に掲載されています。】

  • 講師: 石川 幹子(東京大学大学院教授)
  • 日時: 2010年12月8日(水) 12:15 pm~1:30 pm (講演のみ)
  • 会場: 国際文化会館 樺山・松本ルーム
  • 会費: 1,000円(学生:500円、割引料金*:無料)*割引料金は国際文化会館会員の方に適用されます。
          要予約(昼食は含まれておりません)
  • 用語: 日本語(通訳なし)

急激な経済発展を遂げる中国では、北京や上海のような大都市のほか、地方都市の拡大も著しく、その動向は世界的に注目を集めています。経済発展とともに、あるいはその結果として中国の地方都市のランドスケープは近年どのように変化し、どのようなビジョンでさらに変貌を遂げようとしているのでしょうか。都市環境計画の第一線でご活躍中の石川幹子氏に、瀋陽市(旧奉天市)、大連市、四川大地震からの復興を進める都江堰市など、急激な変化を遂げる中国の地方都市の事例を紹介していただきながら、瀋陽市ハン河中央公園(国際競技設計優勝)の実施・施行の経験をふまえて、都市環境およびそのデザインの変化からいまの中国の課題と展望についてお話しいただきます。

石川 幹子 プロフィール

石川 幹子東京大学農学部農学博士、ハーバード大学デザイン学部大学院卒業。全国約200の市町村の水と緑の計画・設計に携わり、新宿御苑再生設計、各務原市水と緑の回廊計画(緑の都市賞:内閣総理大臣賞)などを担当。土木学会環境デザイン最優秀賞、瀋陽市ハン河流域ランドスケープ・デザイン にて国際ランドスケープ・デザイン競技設計第1位など受賞多数。著書に『都市と緑地』(岩波書店 2001)など。