ミニドキュメンタリー『A SENSE OF PLACE』 <詳細>
アーティストのジェシー・シュレシンジャーと料理家の船越雅代が、食と農業という視点を通してサステナビリティを探究すべく、米国カリフォルニアでコラボレーションを行いました。コロナ禍の影響を受けてプロジェクトの大幅変更を余儀なくされた結果、二人は自分たちが求める芸術体験について、改めて問いかけることになりました。時代の移ろいや自然、農業、工芸に意識を向ける作家達の視点が交わり、食をめぐる場を見つめ直します。
日米キッズ・パブリックアートプロジェクト『United By Emotions』<詳細>
フィラデルフィアを拠点に活動するアーティストのベン・ヴォルタと、Chara-Rimpaプロジェクトの桑門超、佐倉康之らが、日米の子どもたちとパブリックアート作品を制作しました。スポーツにおける創造的な動きの中で表現されるエネルギーに着想を得て、子供たちに自らのエネルギーや感情を線として表現し、それが円を描いてリングを作るとしたらどのようになるかを想像してもらいながら作られています。このコラボレーションは当初都内での展示を予定していましたが、コロナ禍の影響を受けて変更し、佐伯とフィラデルフィアにおけるインスタレーションやモザイクの壁画という形で公開されました。作品は現在、2022年3月にかけてパナソニックセンター東京内ミュージアム『AkeruE』にて展示中です。
米ナッシュビルを拠点に活躍する小説家リー・コネルが、現在執筆中の『The Study of Hidden Creatures(知られざる生物の研究)』から抜粋してリーディングを行います。
第二次世界大戦のトラウマが世代を超え、現代を生きる主人公フリーダの想像に怪物や妖怪の姿をとって現れる本作。アメリカ南部に伝わる幽霊、未確認生物(ビッグフットなど)、日本に伝わる妖怪などが登場する一方、1940年にリトアニアでユダヤ人難民に通過ビザを発行した外交官・杉原千畝のレガシーを追うフリーダ(祖父の命が杉原のビザで救われたと信じている)の姿も描かれます。
今回のフォーラムでは現在行っているリサーチについて話すとともに、本作を書くきっかけにもなった自身の短編集『Subcortical』と近日出版予定の新作『The Party Upstairs』についても紹介します。
リー・コネル (Lee Conell):
短編集『Subcortical』でThe Story Prize Spotlight Award、Independent Publisher Book Award、American Fiction Awardを受賞。ペンギン・ブックスより近々新刊発売予定。短編はOxford American、Chicago Tribune、American Short Fiction、Kenyon Review online、Guernica、Memorious、Glimmer Trainなどに掲載。Tennessee Arts Commission、the Sewanee Writer’s Conference(サウス大学作家会議)、ヴァンダービルト大学、the Yiddish Book Centerより文芸フェローシップを授与。シカゴ・トリビューン紙にてNelson Algren Literary Arts contestで大賞を受賞、the Best American Short Storiesとしても掲載される。ヴァンダービルト大学やニューヨーク州立大学ニューパルツ校、サウス大学若手作家会議、ヴァンダービルト精神科病院、ナッシュビル公共図書館で教鞭もとる。
leeconell.com