【会員特別講演会】情報の誠実性のために健全なインセンティブを

    • ゲスト・スピーカー: メリッサ・フレミング
      (国連事務次長 グローバル・コミュニケーション担当)
    • 日 時: 2025年5月30日(金)6:30~8:30 pm
      ※終演後、懇談会を開催いたします。(終演後~8:30 pm)
    • 会 場: 岩崎小彌太記念ホール
    • 用 語: 英語(通訳なし)
    • 会 費:
      国際文化会館会員: 5,000円/名
      一般:7000円/名

      要事前申込み、当日支払い、懇談会費込み

国際文化会館では、会員の皆様に向けて「会員特別講演会」を実施しております。
次回は、国際連合事務次長でグローバル・コミュニケーション担当のメリッサ・フレミング氏をお招きして開催いたします。

ご講演後には、質疑応答の時間と懇談会も設けておりますので、ご講演者をはじめ会員同士の交流の機会としてもぜひご参加ください。また、今回は特別編として、一般(非会員)の皆様にもお申込みいただけます。せっかくの機会にぜひご参加ください。

「情報の誠実性のために健全なインセンティブを」
本講演では、持続可能な開発、平和と安全、そしてすべての人々の人権のために、情報の誠実性が果たす基本的な役割を検証します。また、偽情報や憎悪から、デジタル空間の分極化、公益メディアの衰退に至るまで、情報に関する脅威が、国際社会がもつコミュニティのニーズに応える能力に与える影響について議論します。

さらに、規制のガードレールを通じた説明責任の強化、より多くの選択肢やコントロール、アクセスを提供することによる個人のエンパワーメント、情報環境をよりよく理解するための効果的な研究など、幅広く解決策を探ります。

そして、情報の誠実性を強化すると同時に収益性を向上させるための民間セクター向けの具体的な助言を提供し、広告主、広告プラットフォーム、政策立案者、市民社会、研究者の協力によって、より安全で人間的な情報エコシステムを構築する方法を模索します。

お申し込み

メリッサ・フレミング(Melissa Fleming)
Photo: Melissa Fleming2019年9月にグローバル・コミュニケーション担当国連事務次長に任命され、国連本部のグローバル・コミュニケーション局(DGC)を率いています。DGCは、世界中の人々に世界の現状を伝えるとともに、国連の活動や目標への支援の構築に向けて人々と対話を育んでいます。現在の職務において、フレミング氏はDGCの戦略コミュニケーションおよびクライシス・コミュニケーションの運営を監督しており、この中にはDGCの多言語ニュース・サービスやデジタル・メディア・サービス、パブリック・アウトリーチ・プログラム、グローバル・キャンペーンが含まれます。フレミング氏のリーダーシップの下、DGCは、健全な情報エコシステムの青写真となる「情報の誠実性のための国連グローバル原則」を策定しています。フレミング氏は、DCGに加わる以前は約10年にわたり国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)でグローバル・コミュニケーション部を率い、国連難民高等弁務官の報道官も務めました。それ以前は、国際原子力機関(IAEA)で報道官 兼 メディアおよびアウトリーチ部長を務めました。IAEAに加わる以前は、欧州安全保障協力機構(OSCE)で報道および広報チームを率いており、さらにそれ以前は、ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティーでパブリック・アフェアーズ・スペシャリストを務めました。ジャーナリストとしての経験もあります。フレミング氏はTEDスピーカーであり、『A Hope More Powerful than the Sea』の著者であり、受賞歴を持つ国連のポッドキャスト、「Awake at Night」のホストも務めています。戦略的コミュニケーションに関してたびたび発信しており、大学や会議でも頻繁に講演を行っています。ボストン大学コミュニケーション学部でジャーナリズム学修士号を、オーバリン大学でドイツ研究学士号を取得しています。