- スピーカー:力石寛夫(トーマスアンドチカライシ株式会社代表取締役、一般財団法人 日本のこころ Soul of Japan代表理事)
- 日 時: 2025年11月14日(金)6:30~8:45 pm ※懇談会(終演後~8:45 pm)
- 会 場: 岩崎小彌太記念ホール
- 用 語: 日本語(通訳なし)
- 対 象: 会員ご本人様および配偶者/パートナー(要事前登録)
※当日、会場前の受付にて会員証のご提示をお願いいたします。 - 会 費: 5,000円/名(懇談会費含む、要申込み)
国際文化会館では、会員の方を講師にお招きした「会員特別講演会」を実施しています。
今回の会員特別講演会では、日本における「ホスピタリティ」の第一人者とも称され、現在は日本の食文化の継承や発信に取り組まれている、力石寛夫氏にお話を伺います。
2024年、訪日観光客数は3600万人を突破し、過去最多を更新しました。
現在、日本には世界各地から観光客が訪れ、海外では日本食ブームが巻き起こっています。
世界の多くの人々が日本の食文化や観光に関心を寄せる一方で、地域や食文化に関する知識と経験をあわせ持ち、かつ世界に発信することのできる人材の育成は急務となっています。
他方、近年の日本では地震や豪雨などの大型災害が相次ぎ、少子高齢化や人口減少などの社会課題が顕在化する中で、地域独自の食材や製法などの食文化を含む、各地の文化の継承が危ぶまれています。
今後、日本の食文化を守り育て、そして未来につなげていくためにはどうすればよいのか。
講演会の当日は素敵なゲストにもお越しいただく予定です。
ぜひ皆様、お誘いあわせの上ご参加ください。
【ゲストプロフィール】
力石寛夫(トーマスアンドチカライシ株式会社代表取締役、一般財団法人 日本のこころ Soul of Japan代表理事)
早稲田大学を卒業後、米国・ポールスミス大学ホテル・レストラン経営学部に留学。同大卒業後、米国西海岸のマーク・トーマス・エンタープライズ社にてマネジメント・トレーニングを受ける。帰国後の翌1972年に恩師と仰ぐマーク・トーマス氏の名前にちなみ、トーマス アンド チカライシ株式会社を設立し、50年以上にわたりサービス産業(特にホテル・外食産業)を中心にホスピタリティ人材の育成に務めている。
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2010年11月、アメリカの食大学CIA(The Culinary Institute of America)のカリフォルニア校(ナパバレー)で開催された食関連のカンファレンスWOF(Worlds of Flavor)に、日本を代表するあらゆる分野のシェフ総勢39名による日本の食を世界に披露するチームオブジャパンを結成して事務局長として参加。全米はもとより世界のトップシェフが集まる3日間のプログラムにおいて、彼らのプレゼンテーションは高く称賛され、世界における日本の食とその料理人の評価をさらに一段高めることにつながったと言われました。また、WOFに参加したシェフにとっても、食のジャンルを超えた料理人同士の関係を深く構築するきっかけともなりました。
それから数か月後、2011年3月に東日本大震災が発生。未曾有の被災に対して、WOFに参加したチームオブジャパンの方々から「被災地のために、なんとか力になりたい。」という声が寄せられ、その多くの思いを実現するための受け皿として、2011年4月に一般財団法人日本のこころSoul of Japanを設立。以降、約3年にわたり食を通じた被災地支援活動を継続的に実施いたしました。
その後2014年には、当財団は「日本の食のプラットフォームになる」ことを標榜して、日本を代表する料理人の方々や、活動をご支援いただく食関連企業の皆さまとともに、中高生のための食育活動やCIAで日本食を学ぶ学生に向けた日本体験ツアーの実施など、現在に至るまで日本の食を世界基軸で発信する活動を推進しております。
また、2019年より「食の大学院大学」設立構想の一環として、食産業における次世代の経営人材育成のための教育プログラム「Food Business Management Program」を開講し、現在第4期を開講しております。