配信映像
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- スピーカー:徐甜甜(建築家、DnA創始者)
- モデレーター:河井敏明(建築家・京都精華大学教授)
- 用語:日本語・英語(同時通訳付き)
- 主催:京都精華大学人間環境デザインプログラム、公益財団法人 国際文化会館
- 助成:MRAハウス、住環境財団
国際文化会館では、2016年より「建築」を通して現代社会について考えるプログラム「Architalk」シリーズを展開しております。
Global Award for Sustainable Architectureを受賞し、中国の建築家でいま最も注目される徐甜甜氏の講演会を、3月4日に京都精華大学人間環境デザインプログラムとの共催で開催しました。
急激な経済成長によって、置き去りにされた地方の採掘場や客家の土楼などをリノベーションし、建築によるコレクティブな記憶を共有しようとする徐氏の試みについてお話しいただきました。!

徐甜甜(建築家/DnA_デザイン・アンド・アーキテクチュア代表)
徐氏は中国の農村活性化プロセスに幅広く携わってきた。氏の画期的な「建築鍼灸」は、中国の農村の社会的・経済的活性化に対する総合的なアプローチであり、国連ハビタットによって「都市と農村の連携に関するインスピレーション・プラクティス」のケーススタディに選ばれている。作品には、松陽県における工場のモダンリノベーションや記念ホールのデザインによる地方ツーリズムの促進、北京郊外のアーティストコミュニティであるSongzhuang Art Colonyのアートセンターのデザイン、福建省の客家土楼のリノベーション、浙江省にある長江をまたぐ橋の再構築など、地方におけるコミュニティの再構築と活性化を主眼としているものが多数。2006年と2008年のWA China Architecture Award、2008年のArchitectural League New York’s Young Architects Award、2009年のArchitecture RecordによるDesign Vanguard Award、2019年のMoira Gemmill Prize for Emerging Architect、2023年のGlobal Award for Sustainable Architectureなど数々の賞を受賞。2020年にはアメリカ建築家協会の名誉フェローに任命された。ハーバード大学大学院で都市デザインにおける建築学修士(MAUD)。清華大学で建築学士を取得。