配信映像
- スピーカー: アヤン・ウトリッツァ・ヤキン(ルーヴァン・カトリック大学客員講師/ナフダトゥール・ウラマ ベルギー支部)
- モデレーター: 水野孝昭(神田外国語大学教授)
- 配信開始日: 2024年2月29日
- 用語: 英語(日本語字幕付き)
- 主催:国際文化会館
- 助成: 一般財団法人MRAハウス
現在のガザ地区での紛争をはじめ、宗教や民族の違いによる対立は長期化する今日、いま改めて違いに対する寛容さや相互理解の重要性が問われていると言えます。
コロナ渦以降、2023年はインバウンド数が2000万人を超え、今後観光客だけでなく海外からの移住者も増えると予想されている日本。多文化・多宗教の理解の促進は他人事ではない重要な課題であり、特にアイデンティティと密接につながる食への理解は大きなポイントと思われます。平和構築の観点からだけでなく、世界のイスラム教徒の飲食への支出は2027年には1兆8900ドルを超える巨大な市場となる予想でビジネスの観点からも「ハラル」について考えるのは時宜にかなっているのではないでしょうか。
本セッションでは、インドネシアの最大のイスラム系組織であるナフダトゥール・ウラマ(NU)に所属するアヤン・ヤキン氏をスピーカーに迎え、「ハラル」という概念とその時代の変化や、インドネシアのようにイスラム教徒がマジョリティの文脈と日本のようにマイノリティの文脈でどのように異なるのかなどご説明いただき、現代におけるイスラムに対する理解を深めます。
アヤン・ウトリッツァ・ヤキン(ルーヴァン・カトリック大学客員講師/ナフダトゥール・ウラマ ベルギー支部)

水野孝昭(神田外語大学教授)

ジャーナリズム論・国際コミュニケーション専攻。
元朝日新聞論説委員、同ハノイ支局長、ワシントン特派員、ニューヨーク支局長を歴任。
東京大学卒、ジョンズホプキンス大学修士。共著に『ベトナム戦争の戦後』など。
*インド太平洋次世代リーダーによるウェビナーシリーズは、今後のインド太平洋地域を創る新しいリーダーやアイデア、取り組みを広く紹介することを目的に2021年1月より実施しているウェビナーシリーズです。