ル・コルビュジエ作品唯一の動く建築「アジール・フロッタン」の引き上げに成功

日本建築設計学会ル・コルビュジエの船再生委員会と国際文化会館はこのほど、両者が推進する「アジール・フロッタン復活プロジェクト」において、2018年の増水でパリ・セーヌ川に沈んだ「アジール・フロッタン(=浮かぶ避難所)」の引き上げに成功したことを発表いたします。

2020年春に実施予定だったスケジュールから、コロナ禍の影響から期間延長となり、今秋より作業を再開、2020年10月19日、引き上げが完了いたしました。今後は船体補修と内部の修復を行い、ル・コルビュジエのオリジナルデザインを復元した文化施設として再生し、2022年秋の公開を目指してまいります。

日本においても多くの建築家に影響を与え、ファンも多い、ル・コルビュジエが残した貴重な世界文化財を守るという本取り組みを通じて、私たちは日仏の文化芸術交流を深めるとともに、より多くの方に難民問題などの社会課題に関心を寄せていただき、また芸術、建築に興味を持っていただく機会を広げていきたいと考えております。

2020年10月22日


「アジール・フロッタン復活プロジェクト」の詳細につきましてはこちらをご覧ください。

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